福祉用具サービス計画書の長期・短期目標の立て方|文例と考え方

目標欄は、つい抽象的な言葉で埋めてしまいがち。けれど目標は、後のモニタリングで“達成できたか”を振り返る基準になります。曖昧なままだと評価もできません。ここでは、振り返りに耐える目標の立て方を整理します。

長期目標と短期目標の役割の違い

  • 長期目標(おおむね6か月):福祉用具の活用によって最終的に実現したい生活像。ケアプランの方向性と揃える。
  • 短期目標(おおむね3か月):長期目標に近づくための、より具体的で達成を確認しやすい一歩。

長期目標が「屋内を安全に移動できるようになる」なら、短期目標は「見守りのもと、福祉用具を使用して居室からトイレまで安全に移動できる」のように、場面と条件を具体化します。

目標は「本人・家族の意向」から立ち上げる

目標づくりの出発点は、支援者の都合ではなく本人・家族の意向です。「住み慣れた自宅での生活を続けたい」「排泄はできる限り自分で行いたい」「家族に負担をかけたくない」──こうした声を軸に据えると、目標に納得感が生まれ、支援もぶれません。

文例(夜間の安全確保)

本人の「安心してぐっすり眠れるようになりたい」という意向、および家族の「夜間の介護負担が大きく、軽減したい」という意向を踏まえ、「夜間の安全確保」に関する目標を以下のとおり設定した。<長期目標(6か月)>夜間も安全に過ごすことができ、本人・家族とも安心して休める。<短期目標(3か月)>夜間のトイレ移動時に福祉用具を使用し、転倒なく移動できる。

「測定できる目標」にする3つのコツ

  1. 場面を特定する:「移動できる」→「居室からトイレまで移動できる」。
  2. 条件を添える:「見守りのもと」「福祉用具を使用して」など、どういう状態での達成かを示す。
  3. 頻度・期間を入れる:「週1回以上外出できる」など、達成を数えられる形にする。

まとめ|意向を軸に、具体的で振り返れる目標へ

長期・短期の役割を分け、本人・家族の意向を軸に、場面と条件を具体化する。これだけで、目標欄は“埋めるもの”から“支援を導くもの”に変わります。

長期・短期目標の下書きを作成

生活課題の領域と、本人・家族の意向を選ぶと、長期目標(6か月)・短期目標(3か月)の下書きが生成されます。

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